社宅としての賃貸

こんにちは。

 

 

現在募集中の9号物件に「契約をしたい」という問い合わせが入りました。

9号物件の紹介① - 岡山・東京の二拠点で不動産賃貸業を営む会社員の日記 (hatenablog.com)

 

正式な申し込み・入金までは油断できませんが嬉しいことです。

 

 

9号物件はノーリフォーム、風呂なし、和式汲み取り、傾きあり、雨漏りもあります。

大家である私が言うのもなんですがよくこの物件を借りようとするよな、と思いますw

別の物件でもやっていたDIY可で貸すというやり方です。

 

 

購入額は15万でしたので自分のなかでは実験的な立ち位置の物件です。何事も経験だと考えています。(体よく言っていますが直すのがめんどくさくなっただけです汗)

 

 

でもすでに問い合わせは10件弱入っており、一度申し込みまでありましたが諸事情あってキャンセルになってしまいました。入居が決まるのは時間の問題かと。

 

 

そんな9号ですが社宅としての入居を検討いただいているようです。

 

 

日本企業によくある福利厚生の制度の1つですよね。

社宅制度のメリットってそもそも何なのでしょうか。

私は法人の代表なので企業側に立って考えてみました。

 

 

一番は、同額の給料を増やすよりも、社宅費用として負担するほうが得ということかと思いました。

 

 

例えば借り上げ社宅で月7万の家賃を会社が負担したとします。年額に換算すると×12で84万円ですね。

 

 

仮に従業員に84万円分家賃手当として昇給するとします。給料が84万円増えても手取りが84万増えるわけではありません。なぜなら支給する額のうち何割かは税金として持っていかれるからです。

 

 

給料じゃなくて手取りを84万増やしたいのであれば、給料は84万以上増やす必要が出てきてしまいます。

 

 

ただ、社宅費用を負担する形であれば84万補助すれば従業員の負担は84万円分そのまま軽減されます。しかもその分の金額が支給される給与から引かれることにより、所得にかかる所得税額が減額されるので負担がもっと軽減されることになるはずです。

 

 

よって、家賃補助分給料を増やすよりも、同額を給料から差し引いたほうが企業側にとっても従業員側にとっても得、ということになります。

 

 

自分で法人をやっているとこういうことを考えるようになりますが、社員として社宅制度の恩恵を受けるだけではこういう発想にはならないでしょうね…。日本の企業も、せっかくやっている取り組み自体は優れているのでこういうメリットがある制度なんだよ、というのはもっと説明しても良い気がします。

 

それ以前に日本の教育制度のなかにもっとお金の勉強の分野を増やしたほうが良い気がしますね~。

 

そんなことを考えた1日でした。