不動産業界のDX
こんにちは。記事の閲覧ありがとうございます。
本業のほうで近年業務の「DX化」がしきりに叫ばれています。
DXとはデジタルトランスフォーメーションのことで、単なるICT化を進めることではなくて、ICT化を進めた上で新たな付加価値やイノベーションを生み出していくことと一般的には言われています。
弊社は伝統的な大企業であり今までの事業で幅広い支持を顧客から受けて利益を生み出してきました。しかしながら近年の目まぐるしい技術進歩によりうまくICT化に対応できた競合他社に攻め込まれてきているのも事実です…。
そこでDX化に対応し今までの顧客・売り上げを守っていくとともに、新たな事業開発にも取り組んでいこうという意向があります。
確かにネットフリックス・アマゾンプライムができてからはTUTAYAのようなレンタルショップには中々行かなくなりましたよね…。
その一環として、Zoomなどで先進的な企業のDX事例・講演の動画をアーカイブ形式で視聴できるように整備されています。
その中にSREホールディングスという会社の方の講演動画がありました。
母体はSONYグループなんだそうです。
今は転勤のための赴任休暇中で時間に余裕があったので視聴してみました。
不動産業界全体のDX化進捗は約50%以下、約90%の不動産企業がITツール導入後、DXに効果あり|イタンジ株式会社のプレスリリース
DX化に力を入れたいと考えている不動産業従事者の方に聞くと、物件募集や内覧・契約等でDX推進に力を入れたいと考えている人が多いようです。
SREホールディングスの方の講演のなかですでにAIを導入して行っている業務が「物件の売買価格の推計」だそうです。過去の取引事例をAIに機械学習させて、特定の条件を与えたらその物件がいくらで売れる可能性が高いか予測値を出してくれるそうです。
物件の売買価格はある程度ベテランの不動産業者さんの経験値に基づく判断によりそうですがこういった開発が進んでいけば妥当な値を手軽に知ることができそうですね。
もちろん売買だけでなくて賃貸でもゆくゆくは対応できそうです。
また重要事項説明書もAIを活用して作成するようになっているそうで、従来は1つの物件の重要事項説明の作成にかかっていた時間が8時間程度だったのが、今は2~3時間に短縮できたんだそうです。ミスも激減したとのこと。
確かに事務作業系は機械やAIに委託して人間だからできる買主・売主とのコミュニケーションに時間を割く方が効率的なんでしょうね。こういった新しい技術に対応できるかどうかで不動産業者さんもそうだし我々大家も大きく変わっていくのだろうと感じました。
次に海外ですでに進行している不動産のDX事例について紹介します!