トラブルを未然に防ぐ

こんにちは。記事の閲覧ありがとうございます。

 

 

先日、岡山県和気群で保有している物件で給水管・排水管のトラブルが発生してしまいました。

 

 

給水管・排水管にさびついてしまいどこかに穴があいて水漏れが発生してしまったようです。具体的な費用感はまだわかりませんが、ある程度は費用がかさんでしまいそうです。

 

 

「このあたりどう対処するのがよかったんだろう」ともやもやしているところでした。ちょうど本日ある大家の会の勉強会に参加させてもらっていて、そのなかで給排水設備がテーマになっておりました。

 

 

東京23区内のとある14戸の集合住宅で給排水管の交換を行ったケースについての紹介がありました。共用部分の交換はまだいいのですが、専有部分の交換にとても手間がかかったそうです。空室は良いのですが、入居者がいる場合、交換工事の際に在宅してもらわないといけないようで、14戸満室であったのでいつ工事するか、立ち会えるのがいつか、難しい場合はウィークリーマンションに住んでもらうなどの調整が入ったそうです。

 

 

しかも数百万単位で費用がかかったとのこと。私の場合戸建てしか持っていませんが、将来的に集合住宅を保有した際には同様のケースが起こりうると思いました。

 

 

一番印象的だったのは、「何かトラブルがあってから給水管・排水管の交換をするよりも、日頃のメンテナンスをしてトラブルを未然に防ぐほうが安くあがる」ということでした。

 

 

交換の場合は高額の費用がかかりますが、給排水管の高圧洗浄などで対応するケースもあるのだそうです。これは給排水管が壊れる前に未然にふせぐ予防のような措置です。給水管の場合、目安が一戸当たり4万程度、排水管の場合1戸当たり1万程度とのこと。1戸あたり合計5万程度でこれを先の14戸に当てはめれば70万程度の費用なので、壊れてから交換よりかは費用が抑えられて入居者に迷惑をかけるリスクも軽減できますね。

 

 

2020年4月1日から施行されている賃貸借契約の見直しの内容では、「賃貸不動産において、配管設備の不具合などによる水の供給や排水ができなくなった場合、水漏れなど、入居者が通常使用できない場合、不具合相当の賃料の減額をしなければならない」、という方向性が示されました。

 

日管協版「貸室・設備等の不具合による賃料減額ガイドライン」を一般公開 | 公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会 (jpm.jp)

 

何か不具合があった場合に賃料減額、修繕コストを負うのは大家側ですからしっかり備えたいですね。

 

 

体調管理においても、体調が悪くなってから病院にかかるよりも、予防医療が大事といいますよね。予めリスクを見積もって適切な対応を図りたいなと改めて感じたのでした。